建設業の資金繰り改善方法
利益が出ているのに会社にお金が残らない理由とは?
「利益は出ているはずなのに、なぜか預金残高が増えない…」
これは、多くの建設会社の社長からご相談いただくお悩みです。
実際、決算書では黒字でも、資金繰りが厳しくなる会社は少なくありません。
建設業は、他の業種とは異なる資金の流れがあるためです。
この記事では、建設業の資金繰りが苦しくなる原因と、その改善方法について分かりやすく解説します。

建設業では、工事を受注してから完成・入金まで数か月かかることがあります。
一方で、その間にも次のような支払いが発生します。
• 職人さんへの外注費
• 従業員の給与
• 材料費
• 重機・車両のリース料
• ガソリン代
• 社会保険料
• 消費税や法人税
つまり、「まだ入金されていない工事」のために、先に多くの資金が必要になります。
そのため、利益が出ていても手元のお金が不足しやすいのが建設業の特徴です。
「売上は増えているのに利益が増えない。」
その原因は、現場ごとの利益を把握できていないことが多くあります。
例えば、
• 見積金額が適正だったのか
• 材料費が予定より増えていないか
• 外注費が膨らんでいないか
• 追加工事が請求できているか
これらを確認しなければ、利益の出ない工事を繰り返してしまいます。

建設業では、
「支払いは今月」
「入金は3か月後」
ということも珍しくありません。
このズレが大きくなるほど、資金繰りは厳しくなります。
決算の時だけ利益を見る会社では、問題に気付くのが遅くなります。
毎月の試算表を確認し、
• 売上
• 利益
• 現預金残高
• 借入金残高
• 工事原価
を継続的に把握することが重要です。
資金繰りが苦しくなってから銀行へ相談しても、融資が難しくなる場合があります。
普段から試算表や経営計画を共有し、銀行との信頼関係を築いておくことが大切です。
決算は年に1回ではありません。
毎月の数字を確認することで、
• 利益の変化
• 売掛金
• 買掛金
• 現金残高
を早めに把握できます。

工事別の原価管理を行い、
「利益が残る工事」
「利益が残らない工事」
を見える化しましょう。
利益率の高い仕事に力を入れることが、会社全体の利益改善につながります。
預金残高だけを見るのではなく、
今後3〜6か月程度の資金繰りを予測することが重要です。
資金繰り表があれば、
「いつ資金不足になるのか」
「いつ融資を相談すべきか」
が事前に分かります。
銀行は、数字を見せてくれる会社を高く評価します。
毎月の試算表や資金繰り表を定期的に提出することで、融資の相談もしやすくなります。
税理士の役割は、税金の計算だけではありません。
毎月の数字を一緒に確認し、
• 利益改善
• 資金繰り
• 原価管理
• 銀行融資
• 節税
まで相談できる税理士が、会社の成長を支える存在になります。
私たちは、申告書を作成するだけではなく、
「利益が会社に残る経営」をサポートしています。
毎月の試算表をもとに、
• 現場ごとの利益
• 資金繰り
• 銀行融資
• 節税対策
• 今後の経営方針
について、社長と一緒に考えます。
建設業で育った経験と、これまでの多くの建設会社支援の実績を活かし、経営者の立場に寄り添ったアドバイスを心掛けています。

「利益は出ているのに、お金が残らない。」
その原因は、税金だけではなく、資金の流れや利益管理の方法にあるかもしれません。
笠原会計事務所では、建設業の経営に精通した税理士・行政書士が、毎月の数字を分かりやすくご説明し、会社にお金が残る仕組みづくりをご支援しています。
資金繰りや銀行融資、建設業許可、経営事項審査(経審)なども含めて、ワンストップでサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
笠原会計事務所
電話 06-6438-5450
